幸せな人がおりました
幸せな人
・
・
・
。
それは
、
自分自身がやっ
ている愚かな行為を気がつかず、
自分だけの幸福に浸っ
ている人。
そして
、
自分の行為が他人に迷惑をかけていてもそれが他人の迷惑だと気がつかず
、
平気でいる人。
そんな人がまわりに沢山いた日
・
・
・
ラ
ッ
シュ
時の時間一番混むと言われる場所ですの。
なんでかっ
て、
言いますと横浜駅は行き止まりの駅なのです
。
その線路の途切れたその先に乗客が移動する先があるの
。
そう、
改札口ね。
ち
ょ
っ
と話しそれたけれど、
その一番混むようなところに幸せな人が数多く出没してくれるのです
。
斜め前には大型液晶を配した携帯型音楽再生機を大事そに降りてやるんだ
!
と言わんばかりの姿勢で、
ドアの前にへばりくっ
ついていんでいる車内で自分の体の大きさを誇示せんばかりに
、
俺の腕を見ろというように
、
腕を大きく広げてつり革2スパンくらい開けてムダに掴む場所をキ❘
プE
t
ム❘
ブしている中年男性が一名。
その奥には携帯電話の着信音を選んでいるのだろうか
、
数十秒毎に異なる着信音をフルで鳴らす中年女性が一名。
私の後ろでゴニ
ョ
ゴニョ
やっ
ている許すことのできない未知の人が一名。
そして、
こんなぎ
ゅ
うぎゅ
うの中、
乗り継ぎの電車に間に合うために一番前に乗っ
た大きなダンボ
❘
ルとS
E
K
A
I
D
O
の袋を持っ
た建築模型を持ち込んでいた私がいるのでした
。
みんなが白い目でみていたのは最初の男性でした
。
音漏れという甚大な精神的苦痛と
、
立っ
ている場所を動こうともしない、
ストレスフルな行動と言うものに対して
・
・
・
。
周りの人がポ
❘
ルにつかめなくてバランスを崩す度にため息をつかれていたのは二番目の男性でした
。
もう少し、
場をわきまえてくださいという行動に対して
・
・
・
。
ぼちぼちなリ
❘
マンに﹁
今日は賑やかだな﹂
とひとりごとをいわせたのは、
中年の女性でした
。
追い打ちをかけるような耳への攻撃に対して・
・
・
。
誰に対してや
っ
てるんだ!
?
と私に思わせたのは後ろの未知の人でした。
それはや
っ
ちゃ
まずいです・
・
に対して・
・
・
。
周りを取り囲む人に
、
こんな大きくて硬くて場所を占有するでかいハコをこの時間に持つなよ
、
邪魔だよと思わせたのは私でした。
その、
大きな物体の存在と圧迫に対して
・
・
・
。
・
・
・
そして、
なにより私の存在に対して・
・
・
。